さて、この感情観察にはどんな効果があるのでしょうか？

 

以下に効果をご紹介します。

 

①不快な「思い」に振り回されることがなくなり、ものごとに冷静に対処できます。

 

　何ごとにも動じない、真の安定 ・平和があなたに訪れます。

 

 

②生活習慣を改善出来るので、ダイエット、禁煙などに失敗することがありません。

 

 

③「積極的　/　行動的　/　社交的になりたい」などという場合

 

　「なりたい自分」 を自由自在に演出できるようになります。

 

 

 

どうしたら、そんな夢のようなことができるようになるのでしょう？

 

それにはポイントがいくつかあります。

 

1　まず、観察を通じてあなたの「思い」が整理されてきます。

 

　当然、それに伴って現実もある程度の秩序が保たれ

 

　あなたは落ち着いてきます。

 

 

2　さらに観察を続けていくと、あなたがまるで見えていない

 

　　心の奥底で抱いている

 

　　無意識の「思い」が現実になっていることにも気付きます。

 

3　そしてついに、「見えてない思い 」を行動に移し、現実化する

 

　ある一定のパターンが、今までのあなたを支配していたことに気付くのです。

 

　　ここでようやく、あなたはパターンを変えることができます。

 

 

観察によって気付けば、あなたは少しずつ変わっていきます。

 

そのうち、あなたは「思い」に飲まれることも振り回されることも無くなり

 

逆に自由に使いこなしながら、思い通りの現実を作っていくことができます。

 

「思いと現実のメカニズム」 に精通することで

 

あなたは新たな自分を演出できるということです。

 

 

 

ではどうやって無意識の「思い」を観察するか？

 

 

私たちが心に抱く思いにはさまざまなものがあります。

 

　「暖かい」「痛い」といった肉体的感覚、

 

　「かったるい」「嬉しい」といった感情の感覚

 

 

計算や立案の際の思考、

 

創作のひらめきや、予感、空想、願望 ・・・

 

このような、頭の中に流れるありとあらゆる「思い」をひっくるめて

 

 「想念」 と呼ぶことにします。

 

この想念は、朝起きてから夜寝るまで、あなたの頭の中を

 

絶え間なく流れ続けています。

 

取引先との交渉について思案していたかと思えば

 

突然今晩のデー卜のことを思い出したりと

 

感情の質・種類 ・内容・時間について

 

何の脈絡もなく次から次へと流れてきます。

 

自分でも気づくことありませんか？

 

ここでみなさんに説明する方法とはただ一つ

 

心の状態を常に観察し、こうした「思い」に気付いている

 

ということです。

 

たったこれだけです。

 

簡単すぎますか？

 

確かに簡単です。

 

しかしやってみれば判りますが、見えていない無意識の「思い」は

 

意外とたくさんあります。

 

ですから根気は必要です。

 

手っ取り早く皆さんに説明するために

 

今回は不快な感情を例に取ってみましょう。

 

この方が目につきやすいからです。

 

具体的には、不安、恐怖、嫉妬、絶望、怒り、自己嫌悪、後悔などです。

 

〔例〕

 

・仕事がきつい

 

・リストラされたらどうしよう

 

・彼（女）がいないと、寂しくてたまらない

 

・なんであんな上司の言うこときかなきゃいけないの？

 

・人に会うのが怖い

 

・あんなこと言わなきや良かった

 

・あの人に嫌われたくない

 

このような想念が頭の中に流れてきた時

 

ただ感情を感じたらそれを見て、流して下さい。

 

右から左へ～　ってどっちでもいいですが

 

一言で言えば、 「客観視の訓練 」です。

 

「流しそうめん」ではなく「想念流し」です　( ´∀｀ )ｗ

 

 

スムーズに行なうコツは、次の2つです。

 

➀一切判断やジャッジを加えないこと

 

②徹底的に他人事のように見ていくこと　です

 

 

 

さあ　次回は実践ですよ。こちらからどうぞ